11月2日。その2

2012年11月02日


以前紹介した菅笠について。

菅笠に記された文字の一つに、"迷うが故に、三界は城、"とあります。
この世は迷いの世界で、自分の周りを壁が囲っている
との意味だそうです。

徳島県は発心の道場、高知県は修行の道場、愛媛県は菩提の道場、そして香川県は涅槃の道場と云います。
密教の胎蔵界曼陀羅で説かれている仏道修行の4つの道場、つまり発心、修行、菩提、涅槃の"四天説"が反映されているとしてます。
発心(ほっしん)は、道徳や戒律に目覚め、悟りに向かって進み始める事。
修行は心と体を使って悟りに向けて苦闘する事。
菩提は煩悩を抱いたまま、悟りを実感する事。
涅槃は、完全な悟りに至る事。

四国4県を繋ぐ遍路道は、この4つの言葉が、各県の気候風土や道程に不思議と対応したいるそうです。
一部、実感しているところです。

興味を持たれた方は、詳しい事を、各人、調べてみて下さい。


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この記事へのコメント
    お遍路悠ちゃん御夫妻
 昨夜、書き込んだと同時に、ピュンと次のが入って来てビックリ。長距離を歩かれたのに、頑張っておられるなあ、と思いながら休みました。
 ちょっと、精神的な話とはかけ離れますが、
 今日は、夜からスタートして、明日歩く計画をしています。この寒気が予定外で、東に向かって籾糠山か、西に向かって氷ノ山か・・・まだノーマルタイヤの友の車では、どっちが良いのか?迷っていたところだったので、まさに人生は常に岐路に立ち選択をするものだと頷きました。仏教の世界の迷いとは、全く次元の違う迷いですが・・・・山に入る前から迷っていたところでした。

 「涅槃は、煩悩を抱いたまま悟りを実感する事・・・」
この精神は、歎異抄を読んだ時に、何か心に残った様な記憶があります。
 四国は、とても深みのある所なんですね。何箇所か山には登った事があって、良い所だとは思ってきましたが、悠ちゃんのお遍路の旅で、関心が湧きました。
 西から高気圧が張り出して来ていますが、まだ寒い一日だと思います。お遍路の旅は、今日も休み無く
前進するのですね。ではでは、さらに幸運の旅を!
Posted by しんちゃん at 2012年11月03日 06:44
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