11月2日。その2
以前紹介した菅笠について。
菅笠に記された文字の一つに、"迷うが故に、三界は城、"とあります。
この世は迷いの世界で、自分の周りを壁が囲っている
との意味だそうです。
徳島県は発心の道場、高知県は修行の道場、愛媛県は菩提の道場、そして香川県は涅槃の道場と云います。
密教の胎蔵界曼陀羅で説かれている仏道修行の4つの道場、つまり発心、修行、菩提、涅槃の"四天説"が反映されているとしてます。
発心(ほっしん)は、道徳や戒律に目覚め、悟りに向かって進み始める事。
修行は心と体を使って悟りに向けて苦闘する事。
菩提は煩悩を抱いたまま、悟りを実感する事。
涅槃は、完全な悟りに至る事。
四国4県を繋ぐ遍路道は、この4つの言葉が、各県の気候風土や道程に不思議と対応したいるそうです。
一部、実感しているところです。
興味を持たれた方は、詳しい事を、各人、調べてみて下さい。
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